データで見る!みんな、いくらくらい年金を貰っているか?

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自分が貰っている年金額が、平均額とくらべて多いか、少ないか気になるところではありませんか?また、まだ年金をもらっていない方でも、将来、どれくらい貰えるのか気になるところだと思います。今回は、厚生労働省から出されている「平成27年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」という資料(現時点<平成29年9月時点>で最新のものになります)の中のデータから、現在、年金を貰っている方の年金額の平均額はもちろん、現在、年金にどれくらいの人が加入しているのかなども含めて、総合的にデータを読み解いていきたいと思います。

 

現在、年金に加入しているはどれくらいいるのか?

何らかの公的年金制度に加入している人の数は、平成27年度末で「6,712万人」になっています。日本の人口がだいたい1億2500万人ですから、半数以上の方が何らかの公的年金に加入していることになります。逆を言えば、約半数の人が年金に加入していないことになります。年金に加入していない人とは主に20歳未満で働いていない人と60歳を超えて働いていない人が主になると思われます。

では、この6,712万人の内訳です。国民年金の第一号被保険者の数は、平成27年度末で1,668万人です。第一号被保険者は主に、自営業者ですが、20歳以上60歳未満で無職の方や働いているけど厚生年金に加入していない人、20歳以上の学生も第一号被保険者になります。

次に厚生年金の被保険者数です。平成27年度末で4,129万人となっています。主に正社員で働く会社員や役員の方がほとんどになります。

次に、国民年金の第三号被保険者です。同じく平成27年度末で915万人になっています。第三号被保険者は、厚生年金に加入している方に扶養される20歳以上60歳以下の専業主婦(専業主夫)の方が主になります。

前年度と比べると、第一号被保険者は74万人の減少、第三号被保険者も17万人の減少、一方、厚生年金の被保険者は89万人の増加ということで、人手不足の影響からか、フリーターや専業主婦等から正社員になる方が増えたのではないかと推測されます。

どれくらいの人が現在、年金を受給しているか?

重複の無い公的年金の実受給者数は、平成27年度末で4,025万人になっています。日本の人口の約3分の1の方が実際に現在、年金を受け取っていることになります。また、前年度と比べてみると、35万人増えています。この数字は、これからもどんどん増えていき、制度が変わらない以上、減ることは無いでしょう。

公的年金受給者の年金額の総額は、平成27年度末で54兆6千億円になっています。とんでもない金額ですね。現在の日本の国家予算がだいたい97兆円なので、この数字の大きさが分かると思います。また、前年度に比べて1兆1千億円も増えています。この数字も、これからどんどん増えていくでしょう。本当に、今の制度で、将来、成り立つのでしょうか?疑問です。

厚生年金(老齢年金)の平均受給年金月額は「147,872円」

会社員をしていた方たちが受け取る厚生年金(老齢年金)の平成27年度末の平均年金月額は「147,872円」でした。老齢厚生年金は、60歳代前半と60歳代後半以降で受給金額に大きな差がでますが、今回のこの「147,872円」は、受給している全世代の平均ということになります。

次に65歳以上の方のうちで男女別に見てみたいと思います。65歳以上の男性の平均年金月額は「178,928円」、一方、女性は、「109,180円」となっており、男女間で大きな差があることが分かります。男性のほうが、厚生年金への加入期間が長く、また年金額算定のベースとなる給与額が高いことが要因です。

国民年金(老齢基礎年金)の平均受給年金月額は「55,244円」

国民年金から受給できる老齢基礎年金の平均年金月額は「55,244円」でした。国民年金の満額支給は、年金額で779,300円、月額64,941円なので、事実上これが最高額になります。それと比べて当然ですが、低くなっています。どれほどの人が満額を受給できているかどうかの資料がありませんので、分かりませんが、満額と平均額との間でそれほど大きな差が出ていないことを考えると、相当数の方が満額に近い金額を受給しているのではないかと思われます。満額を受給するためには、原則として20歳から60歳まで、国民年金を収める必要があります。ただ、厚生年金に加入していれば、国民年金の保険料も納めたことになるので、例えば高校を卒業して、就職し、定年の60歳まで勤め上げれば、満額の老齢基礎年金が受給できることになります。

ちなみに、ずっと自営業者で国民年金にしか加入してこなかった方は、満額でも年金は約月額65,000円、夫婦でも合わせて13万円弱ということになります。少しでも未納期間等があるとこれよりも減ってしまうので、年金だけでは生活が苦しくなることが予想されます。自営業者として、いかに長く仕事が続けられるかが重要になってきますね(私自身も自営業者なので・・・)。

まとめ

如何でしたでしょうか?現在、年金を受給している方は、自分が現在貰っている年金額と比べて自分がどれくらいなのかの判断に使えると思いますし、これから年金を受給するかたは、自分がだいたいどれくらいの年金がもらえるのかがある程度分かったのではないかと思います。今後の老後資金の参考になれば幸いです。




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