年金手帳の再発行手続
年金手帳の再発行についてご質問がありましたので、まとめていきたいと思います。
年金手帳は必ずもらっている?
社会保険手続の代行の仕事をしておりますと、新しく入社された方が年金手帳を持っていないというケースは良くあります。本人はもらっていないというのですが、本来であれば日本人の方でずっと日本に住んで折られる方であれば20歳になったときにもらっていなければなりません(外国の方は、持っていないケースが多いです)。ただ、その後、どこかへいってしまったというケースはよくあります。
実を言うと、社会保険手続において年金手帳は必ずしも必要ではありません。必要なのは年金手帳にかかれている「基礎年金番号」です。ですから、基礎年金番号さえわかれば年金手帳自体は必要ありません。基礎年金番号は、ねんきん定期便にもかかれていますし、国民年金保険料の納付書にも書かれているので、それらがあればOKです(ただ、原則として会社は年金手帳で確認することになっています)。
ただ、新入社員の方で、年金手帳が無いと会社に言うのは気が引けるかもしれません。
年金手帳の再発行は、会社を通して出来るが・・・
年金手帳の再発行手続は、入社した会社が厚生年金・健康保険の手続をする際に、同時に行うことは可能ですが、会社の担当者にとっては、その分、手間が増えることになります。出来れば、入社前に用意できるのであれば用意しておいたほうが心証が良いです。
ですから、時間があるのであれば事前に自分で再発行手続を行っておきましょう。
再発行手続は、住所地の市町村役場か近くの年金事務所で可能ですが、年金事務所のほうがすぐに発行してもらえるので、年金事務所で手続をとりましょう。基本的に身分証明書だけ持っていけばOKです。