ここ最近は、許可申請にあたり、面談スペースの配置等が以前よりも、すこし厳しく判断されるようになったと感じます。

そこで、今一度、面談スペースの確保について解説したいと思います。

個室またはパーテーションが必要

面談スペースは基本的には確保しなければなりませんが、単に、椅子と机さえあれば良いというものではありません。

派遣業では、特に個人情報保護について重要視しているため、オープンなスペースでの面談は不可とされています。

そのため、面談スペースは、個室又は180cm以上のパーテーションで囲われている必要があります。

個室を専用の面談スペースとして設ける場合には、特に問題になることはありませんが、パーテーションで囲う場合は、注意が必要です。

先程も書いたように、180cm以上のパーテーションで囲い、立った状態でも中が見えないようにする必要があります。
また、パーテーションで囲う場合は、必然的にドアのない入口ができることになりますので、その入り口の配置によっては、外から中が見えやすい配置になる場合がありますので、その点についても注意が必要です（パーテーションでも入口のドアが付く場合がありますが、その場合はそれで問題ありません）。
特に事務所の入り口から入ってすぐの場所に面談スペースを作る場合が多いので、その際は、外から入ってきた人が、面談スペースの中が見えないように注意が必要です（間取り図、レイアウト図で判断します）。

また、パーテーションによっては、透明なアクリルやガラスでできたものもあるかと思いますが、その場合は仮に180cm以上の高さがあっても、認められない可能性がありますので注意してください（透明な部分があっても、中が見えないのであれば可能な場合もあります）。

面談スペースの広さについては、特に決まりはないので、最低二人が着席できるくらいの空間があれば可能です（常識の範囲内で広さを確保してください）。